若桜橋 わかさばし 高度な技術で当時を象徴する近代化遺産 商店街と国道29号を結んだ八東川に架かる若桜橋(延長82m、有効幅員5.5m)は、1年の歳月と当時4万円の工費をかけ、昭和9年に地方では初めてのコンクリート橋として完成しました。若桜橋の完成は大型車両の通行を可能とし、若桜の近代化に大きく貢献しました。現在は地元住民の重要な生活道として大きな役割を果たしています。 ここがみどころ! 当時貴重なコンクリートアーチ橋 若桜橋は、国道29号線沿いの八東川に架かる橋梁として、昭和8年10月に着工され昭和9年7月に完成しました。鉄筋コンクリート橋で、3連の美しいヴォールトアーチを成しているのが特徴です。戦前の橋で3連規模のものは県内では例がなく、大変貴重なものです。 高度な橋梁建設技術 現在も一般県道若桜停車場線として利用されており、平成16年度には土木学会選奨土木遺産に選ばれました。この若桜橋は、後年に高欄横の融雪水用のアルミパイプなどが加わっているものの、建設当時の設計図と比べても、その構造体は完成当時と全く変わっておらず、当時の技術を知るうえで貴重な資料となっています。 詳細情報 所在地 鳥取県八頭郡若桜町若桜 電話 0858-82-2237(若桜町観光協会) アクセス 車で若桜駅から約5分 徒歩で若桜駅から約15分
商店街と国道29号を結んだ八東川に架かる若桜橋(延長82m、有効幅員5.5m)は、1年の歳月と当時4万円の工費をかけ、昭和9年に地方では初めてのコンクリート橋として完成しました。若桜橋の完成は大型車両の通行を可能とし、若桜の近代化に大きく貢献しました。現在は地元住民の重要な生活道として大きな役割を果たしています。