庄ノ瀬 しょうのせ 若桜宿の水源、自然の遊び場 若桜橋の上手、八東川に広い河原と大きな岩壁、そして深い渕がある庄ノ瀬と呼ばれる場所があります。 若桜宿は、庄ノ瀬から引き込まれた水路を生活に取り入れながら発展した町です。宿内には数本の水路が流れ、生活に景観に重要な役割を果たしています。その水路の取り組み口にあるのが庄ノ瀬であり、庄ノ瀬井出です。 古くから子どもたちの水遊び場であり、岩壁をよじ登り、深い淵に飛び込んで度胸試しをしていた場所でもあります。 最近では、ボートを浮かべて遊んだり、広い河原でキャンプを楽しむこともできます。 ここがみどころ! 昔話 庄ノ瀬にはこんな昔話(伝説)が残っています。 「お庄と衣かけの松」 新町のかみ、百間石がけをのぼりつめた、小円山の下に庄ノ瀬という渕がある。この渕には世にも悲しい話が残っている。 その昔、ある宮仕えのお庄という人が、酒もりに出て酌をとっていた。床の上に敷かれた質の上をあちこち立ちまわりをしていた時、「キヒー」とかすかに音がした。 その場にはべっていた客たちは、てっきりお庄が放屁したと思ったらしく、顔を見合せてくすくす笑った。 お庄は、多くの人前で放屈したと思われたのは辱かしいと、夜ひそかに館をねけ出して渕の岩山に上り、着ていた衣を松の枝にかけ、深い渕に身を投げてなくなった。 お庄が飛びこんだ時の両足のあとは、岩にへこんで残っていたというし、衣をかけた松は、「衣かけ松」として語り伝えていたが、今は枯れてしまってない。 『因幡誌』によると、お庄は、時の城主山崎甲州のおそばの人であったとか書いている。 (出典「稲場民談記』外) 詳細情報 所在地 若桜町浅井
若桜橋の上手、八東川に広い河原と大きな岩壁、そして深い渕がある庄ノ瀬と呼ばれる場所があります。
若桜宿は、庄ノ瀬から引き込まれた水路を生活に取り入れながら発展した町です。宿内には数本の水路が流れ、生活に景観に重要な役割を果たしています。その水路の取り組み口にあるのが庄ノ瀬であり、庄ノ瀬井出です。
古くから子どもたちの水遊び場であり、岩壁をよじ登り、深い淵に飛び込んで度胸試しをしていた場所でもあります。
最近では、ボートを浮かべて遊んだり、広い河原でキャンプを楽しむこともできます。